スタッフブログ

2011年11月17日 木曜日

「聞く」ということ

法律事務所では,依頼者の話をよく「聞く」ことが大切だということは常々感じていおり,当事務所では実践をしているつもりです。

先日,ある講習会で,とても感動する話を聞きました。今日は,ここで,その話を披露したいと思います。

著名な先生が話された内容ですが,医師の立場で患者の話を聞くのには,以下のような4つの意味があるということでした。

第一に,「聴く(listen)」。相手の痛みや苦しみに共感しながら,相手の話をよく聞く姿勢をみせること。
第二に,「訊く(ask)」。相手の辛い気持ちや悩みを,ゆっくり時間をかけて訊いていくこと。聞き手の意見を言うことは控えること。
第三に,「効く(efect)」。相手と聞き手が置かれたその場の空気が何を語っているのかということに敏感に気づく。そして,感受性を以て相手に共鳴する。
第四に,「利く(resort)」。相手が聞き手を信頼し心を開くことによって,相手の気持ちが楽になるようにつとめること。

私の理解力の悪さで,講演内容との齟齬があるかもしれないかもしれませんが,法律事務所で,依頼者に対しこのような聞き方ができたら,何と素晴らしいことでしょう。

法律事務所は,法によって紛争を解決するのことが基本となりますが,それだけでは,依頼者の気持ちが癒されないということを感じ,依頼者の心を癒すことの必要性は常々痛感していました。

講演終了後,質問が許されたので,法律事務所における対話の方法について,私なりの考え方や疑問をぶつけてみました。そうしたところ,その先生は,「裁判に勝つだけでは依頼者の心が癒されることはできないと考えている弁護士が多数いらして,私はそのような考えをお持ちの弁護士の方々と,依頼者の心の治癒について研究会を開いている」という趣旨の回答をいただきました。

日本の法律事務所の形も少しずつ変わって行くのかもしれませんね。素晴らしいことだと思います。

taurusheart02

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2011年11月15日 火曜日

雇用調整助成金

今回は,雇用調整助成金の御紹介です。

折りからの不況が続く今日においては
有効活用できればとても有益な制度でありますが,

具体的な内容がわかりづらいため,
見過ごしてしまっている事業主の方も多いと思います。

そこで,
誤解をおそれず,
内容を簡単に御紹介したいと思います。

この制度は,
景気の変動,産業構造の変化,
その他経済上の理由により事業活動の縮小を余儀なくされ,
休業,教育訓練,出向を行った事業主に対して,
その負担額の一部を助成することにより,
失業の予防を目的とするものです。

助成の条件としては,細かい規定があるため,
労働局のアドバイスを受けながら進めていく必要があります。

助成を受けられる金額は
具体的なケースごとに異なることがありますが,
例えば,休業手当を支給したのであればその3分の2に相当する金額,
事業所内訓練を行ったのであれば1人1日あたり2000円,
事業所外訓練を行ったのであれば1人1日あたり4000円,
というように定められています。
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2011年11月 7日 月曜日

助成金

過日の震災により,被災者支援のための助成金制度が報道される機会が増えましたが,
被災者支援に限らず,事業主の方のための助成金制度は数多く存在します。
しかしながら,この助成金制度をよく知らないという方も多いと思われます。
種類も多く,その要件も複雑ということがその理由かもしれません。

厚生労働省のホームページに詳しく紹介されておりますが,

たとえば,
新しくビジネスを始める際の創業支援助成金,
従業員の方の能力を高める,教育訓練等のための助成金,
成長分野等の人材育成のための助成金,
雇用調整を行わざるを得ない状況にある事業主の方のための助成金,
人を雇い入れる際の助成金,
など多数の助成金制度があります。

利用できる助成金は有効に活用していただくべく,
本ブログからも情報発信して参りたいと思います。
bottle


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2011年11月 1日 火曜日

故郷



私(加地)の故郷は伊予の国(愛媛県)です。
私は久し振りに故郷の秋祭りを見に,この10月末に四国に帰りました。
あいにく天気は曇り空でしたが,10台以上の太鼓台が街中をのし歩いていました。
私が子供の頃と違って,太鼓台の担ぎ手も少なくなっていました。
それでも担ぎ手の若者は元気な声で街の中,村の道を練り歩いていました。
私はその太鼓台を追って一日中街中を歩いて,
のんびりとした数日を過ごすことができました。
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2011年11月 1日 火曜日

「根性!」はダメらしい

私たちの世代は,新人社会人の頃,上司から,「とにかくできるまでやれ。ねないでも頑張れ!」「こんなことぐらいできないでどうする!馬鹿か!」などと頭ごなしに怒鳴られました。古い世代の方は,「巨人の星」という漫画をご存じだと思いますが,父親が息子に対し,いわゆる「しごき」のような練習をさせ,一流の野球選手に育てるという筋書きの根性ドラマです。それほどではないにしても,私は,上司によく叱られ,罵倒され,それをバネにしたからこそ,今があると思っています(たいした「今」ではありませんが)。

先日,知り合いの公認会計士と食事をした際,「ねえ,この頃の子は怒るとすぐ辞めちゃうんだよ。そんなことない? それも,いじめられたとか,恨みがましいことを言ってさあ......。もう,完全に,僕たちとは違う生き物だと考えて接しないとダメだね。本当に疲れるよ。」う~ん,確かに......。相談者の話を総合すると,上司に叱られると,男性も女性もすぐに泣くらしい......。「上司から教育を受けているのに,いじめられていると勘違いするんですよね。しかし,何度も失敗を繰り返した場合,ある程度厳しく注意する必要がありますからね。そこを理解できないんでしょうね。非常に被害者意識が強いし......」という意見は,ある企業管理職の方からの話です。

パワハラという言葉が最近よく聞かれ,事実,パワハラだと思われる事例もあります。しかし,一定以上の年齢の者からすれば,逆に,ギャルハラ(?)とも言える事例があるのではないでしょうか。

様々な年代がうまく調和を取りながら仕事をしていきたいと考えています。


taurus

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トラブル依頼人 麻田 恭子/著 加知 修/監修

当事務所の現役事務職員が、事務所で扱った事件を題材に、自らの言葉で綴った短編小説集。

事実の奇想天外さから、とても作家では考えつかないだろうと思われる短編を収録。寄せられている感想文は、「面白くて一気に読んだ」「こんなの作り事でしょう」「泣いた」「笑った」「怒った」などなど様々だが・・・。

面白くなかったら苦情受け付けます(!) 是非、読んでみてください。

トラブル依頼人 【目次】第1章 されど教授 第2章 犬も美容整形? 第3章 ドンデン返し! 第4章 弁護士の信念ってなあに? 第5章 裁判周辺のさまざまな人々 第6章 どんな法律事務所がいいのかしら? 出版社:風塵社 価格:税込1,575円 ご購入はこちら