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2012年8月25日 土曜日

証拠を残すことの難しさ

8月22日付の読売新聞に,
大阪府警北境署の刑事課で勤務していた男性巡査部長が,
昨年12月,文字を消去できるボールペンで作成した調書を,
被疑者の署名押印後に無断で書き換えていたという
記事が掲載されていました。

近年の様々な製品技術の進歩は,
日常生活における利便性を増加させるとともに,
様々な危険性も増加させるものであると思います。

オレオレ詐欺に代表されるように,
詐欺の手法は形を変えて各時代に存在しつづけるように思われ,
最近は架空会社投資詐欺が多いようです。

書類に関する古典的な詐欺手法としては,
余白を多く取った用紙に署名・押印させ,
後から文字を書き足すという方法があり,
単純な手法であるものの,
気付かないまま行われてしまう可能性が十分にある手法と言えます。

最近では,上記のような特殊なボールペンを用いるという方法もありますので,
重要な証拠の作成時には,
後々のことを考えて専門家に事前に相談する,
専門家を立ち会わせて証人とする,
等の方法を講じておくことが安全です。

また,改ざん等のケースではなくても,
例えば,
不動産賃貸借に関する契約書などに図面を添付し,
その図面に色分け等をしていた場合,
長い期間の経過によりインクが風化して色の判別ができなくなっていたというような
例もあります。

誰かが詐欺を画策したわけではないものの,
想定外の事態に陥ってしまう例と言えます。

そのような場合に備え,複数の証拠を残しておくことが重要です。
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